自律神経は心と体をつなぐ橋。不安イライラと体の関係。

ささとこ@メンタルレシピです。

今日は、不安や鬱と切っても切れない関係にある「自律神経」について。

不安障害でたっぷり苦しんで自律神経症状が大量に出たささとこが、個人の体験をもとに気付いたことを語ります。

わたしと不安障害

私はもともと不安の強い子供で、気づけばいつも心の中に「心配」「不安」が渦巻いていました。とくに「事故」や「病気」に敏感で、自分含め家族が失われることに何よりもおびえていました。

そんな私が、自分が社交不安障害だという自覚を持ち治療するための薬の副作用で恐ろしいほどのパニック症状や不安昏迷状態になるとは皮肉な話ですが……その経験によって「不安」というものが何なのか徹底的に、この体を通して理解することができたのです。

不安・イライラは交感神経興奮状態

人間には交感神経と副交感神経があり、この二つを合わせて自律神経といいます。

簡単にいえば交感神経は「興奮」、副交感神経は「リラックス」をつかさどっており、私たちの体はこのバランスの間を揺れ動くことで健康を保っているわけです。

私たちが「不安・イライラ」しているときというのは、交感神経が過度に興奮している状態です。

不安やイライラしていると自然に、手に汗を握り、肩や背中をこわばらせ、歯を食いしばるなどの体に変化が現れます。心⇒体の変化が現れるわけです。

心が興奮すれば、自律神経が興奮し、体も興奮するのです。

試しに、怒っているときに体をゆるゆるにリラックスさせてみてください。
おそらくできないはずです。心が興奮モードなのにもかかわらず体をリラックスモードにするのは至難の業です。

心と体はいつも連動しているのです。

自律神経は心と体をつなぐ橋

信じている人に裏切られたり、愛している人を失ったり、何かショックなことがあったとき。まずは心がひどく苦しみます。

そして少し遅れて、必ず体の症状が出ます。

不眠や食欲不振、寝汗、耳鳴り、めまいがその代表選手です。
胃腸も悪くない、耳も悪くない、それなのにこういった症状が続々と出現します。

その理由は簡単で、心がずっと興奮状態にあるために自律神経が興奮させられ体に興奮状態の症状が現れるのです。

ささとこの場合

私の場合は、薬の副作用でのたうち回るくらいの不安がまず発生しました。

それに続いて、動悸、寝汗、不眠、過呼吸が出現し、半年くらい続きました。

特に夜は笑っちゃうくらい凄くて、夜眠りに落ちると必ず30分後に後頭部と上半身にびっしりと汗をかいて目が覚めます。パジャマに着替えて体を冷やし落ち着くのを待ってまた寝るのですが、30分寝るとまた同じことが起こります。これの繰り返し。

通常眠りに落ちると副交感神経が活性化し、体温・心拍が下がりリラックスモードに休息に入るのですが、私は自律神経が狂っていたので、眠りに落ちると交感神経が活性化して体が興奮モードに入るのです。

眠いのに、眠りたいのに体が緩んでくれないアンバランス。

私は薬の副作用でこうなっており、心理的には悩みは何一つありませんでした。
だからこそ、「体が勝手に興奮している」という感覚がよくわかりました。

心と連動する体の症状

例えばあなたに小さい子供がいたとします。
道を一緒に歩いていた子供が急に車道へ飛び出したら…

あなたの体にはどんな変化が起こるでしょうか?

一気に全身の毛が逆立ったように感じ、胸は早鐘のようにドキドキうち、呼吸は上がり、全身にわっと汗をかきますよね。

これこそが交感神経興奮状態の体の状態です。

自律神経失調症というのは、勝手に交感神経が興奮している状態です。

ささとこは看護師として市民の健康相談をたくさん受けているのですが、不定愁訴を訴える方はとても多いです。だいたい中年期以降の女性です。

眠れない、胸がドキドキする、手足が冷える、ほてりやのぼせ、耳鳴り、めまい、イライラ…

リラックスしたくても体がリラックスできない状態というのが、自律神経失調の本態なんだとささとこは思っています。

いつでも体が先。身体から心を治す

ささとこの場合は特殊で、ストレスや悩みといった心の問題がなく薬の副作用で交感神経が興奮し強烈な不安と自律神経症状が出たわけですが、普通は、心身ストレスや更年期などのホルモンバランスの変化が原因で発症することがほとんどだと思います。

これは自力で不安障害と自律神経症状を治した私が、実感として得たことですが、自律神経症状は心ではなく体から治していくものだと強く確信を持っています。

いくら、
「イライラしないようにしよう」
「穏やかな心でいよう」

と決めてもあまり意味はありません。
不安障害や自律神経失調の方は、交感神経が興奮しやすいのでちょっとしたことで過剰に反応してしまいます。

それは「心が弱い」のではなく、「神経が過敏」というだけであり、
単純に交感神経の過敏性を抑え、副交感神経を優位にするテクニックを生活の中で見つけていけばいいのです。

私自身も長い間自分の不安になりやすい性格や、おどおどした資質を治そうと心理学を勉強したり、メンタルトレーニングを繰り返していましたが効果は乏しかったです。

結果的にソマティック(身体的)なアプローチで良くなっていったので、「精神は身体から治す」というのが一番近道だと実体験をもって思うのです。

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