不安は現実にならない―予期不安を治すコツ―

ささとこ@メンタルレシピです。

今日はわたしの一番の得意分野「不安」そのものについて。
ズバリ!「不安は決して現実化しない」についてお話します。

私自身「不安の構造」を理解したことで、不安そのものに振り回されることがかなり減りました。

不安で苦しんでいる方へ

あなたは今不安に苦しんでいますか?
胸がどきどきして、頭の中につらいイメージが浮かんで、居ても立っても居られず、一刻も早く楽になりたいと思っていますか?

追い払おうと思ってもしつこく、繰り返し繰り返し追いかけてくる不安に疲れ切っていますか?

私が伝えたいことはたった一つです。
あなたは正常なのです。

人よりもちょっと神経が過敏なだけなのです。
同か自分がおかしいなどと思わないでください、自分で自分を傷つけないでください。

不安の原理がわかればあなたが異常でも何でもないことがわかるし、自然と対処法も身につくのですから。

不安が起こるメカニズム

まず最初にはっきりしておきます。
あなたは何か不安な出来事に頭を悩ませており、これさえなければ自分は幸せなのに、と思っているかもしれません。

しかしそれは間違いです。

あなたは不安が強い体質なので、ちょっとしたことでも不安に感じ問題化してしまうのです。

不安な出来事が起きたから不安になったのでなく、
不安になりやすい状態だから、ちょっとした出来事も不安に感じるのです。

この順序をわすれないでください。

物事⇒不安ではありません。
不安⇒物事なのです。

仮に、あなたが今抱えている不安や心配の種が解消されて一時的にほっとしたとしても、あなたはまた新しい不安の種を見つけて苦しんでしまいます。

出来事が問題なのでなく、自分自身の思考のクセが不安を招き寄せているのです。

つまり、なんでも不安にとらえる思考のクセが治れば、どんな事柄が起ころうと不安になることはなくなるというわけです。

不安を解消しようとすればするほどハマるドツボ

ささとこは看護師として電話カウンセリングもしていますが、不安障害の方の相談は結構おおいです。

ある日こんな電話相談が入りました。

「自分がものすごく臭いんです、人が近寄ってくると皆顔をしかめるのがその証拠です。医療用でおすすめの消臭石鹸はありますか」

若い男性でした。
ささとこのように不安に詳しい人でなくても、この男性が何らかの精神的な問題を抱えていると思ったことでしょう。

この人の問題は、いくら高性能の消臭石鹸を買ったところで解決しません。
石鹸にとどまらずありとあらゆる消臭剤を買うかもしれません。

この人の本当の問題は不安体質なのであり、解決すべきなのも不安体質なのです。
それなのに本人は消臭対策さえできれば問題が解決できると思い込んでいるのです。

不安解消しようとして消耗してクタクタになってませんか?

人が不安の時、それを解消しようとするエネルギーってすごいんです。
くだんの彼であれば、ありとあらゆる消臭石鹸を買い集めたり、ネットで自己臭について検索したり、場合によっては病院へ通院したりもするでしょう。

頭のなかは「自己臭」でいっぱい。それしか考えられなくなるのです。
これほどのエネルギーがなぜ沸くかといえば、それだけ苦しいからなのです。

この不安から何とかして逃れたい、居ても立っても居られないから死に物狂いで匂い対策をしようとするのです。

不安は突拍子もない妄想

結局、不安はばかげた妄想です。

わたしがこれまで受けた相談の一例をみてください。

「病院のトイレで手を洗ったときに白い物がついた気がする、HIVに感染したんじゃないか」

「手にできた小さなほくろが皮膚がんだと思う。医者に行っても何でもないといわれる」

ポイントは、取るに足らないわずかな出来事を大きく広げていき、「〇〇になるんじゃないか」と心配してしまう点です。

「可能性はゼロじゃないけど、限りなくゼロに近い」
というものがほとんどです。

他人の不安を聞いたとき、われわれは冷静なので「そんなバカなことあるか」と言えるのですが、自分自身になると冷静さを失ってしまい「必ずそうなってしまう」と思い込んでしまうのが不安の最大の怖さだと思います。

不安を信じない方法

このようにばかげた不安ですが、なぜ私たちは簡単に信じてしまうのでしょう。
なぜ「こんな考えは馬鹿げてる」と思えないのでしょうか。

不安はイメージ戦略をとってくる

不安はばかげた妄想なのですが、頭の中に「イメージ」として沸いてきます。

自分の体臭が臭いかな?と思った次の瞬間には、見知らぬ人々に鼻をつままれている自分の姿がぱっと脳内に浮かんできます。

ちょっとお腹が痛いかな?と思った次の瞬間には、病院で大腸がんだと診断されている自分の姿が思い浮かびます。

不安はイメージを従えて襲ってくる

このイメージこそ不安の全てです。

我々の脳内に、「あたかも真実のように」最悪なイメージをぱっと移しだするのです。

あなた知りうる最悪の情報を組み合わせて、最悪のイメージを勝手に作り出してしまうのです。

そして我々はそれを未来予想として受け取ってしまう。事実だと感じてしまう。
本当は不安脳が作り出したタダのでたらめのイメージに過ぎないのに、です。

不安など、ただのでたらめのイメージなのです。
絶対に現実化することはない、ばかげた妄想に過ぎないのです。

不安は浮かんでは消える雲のようなもの

そうなると、不安なイメージが沸いてもそれを信じさえしなければいいのです。
あなたが信じてしまうと、あたかも現実化のように思えてしまうのです。

①不安はでたらめなイメージであると心得る

まず、不安は現実化する可能性のない(極めて低い)ただのイメージであると理解してください。

②不安が浮かんできたら、「チラ見」して終わり

イメージは反復すればするほど強化されますから、相手をしてはいけません。
沸いてくる雲のように、不安イメージが沸いてきたら、チラ見して放っておけばいいのです。
それ以上のことは何もする必要がありません。

浮かんできた不安イメージを消そうとしてはいけません。
打ち消そうとして新たなイメージを浮かべようとするのもいけません。
イメージと取引しようとするのもいけません。

不安イメージが浮かんできたら「来たな」とチラ見して、あとは放っておくのです。
そうすると勝手に消えていきます。

他人とすれ違うように、沸いてきた不安をやり過ごす

他人とすれ違う時みたいな感じです。

①「あ、誰か来たな」とチラ見する
②通り過ぎていく
③1秒後には忘れている

本当にこれだけです。
こちらがなにもしなければ、不安イメージも勝手に消えていくのです。

チョット脱線しますが、私は予期不安をこの方法でほぼ完ぺきに直しました。

忘れもしない2019年9月6日の夜。

私は予期不安で日に何十回もも苦しめられていましたが、
あの夜、ふと気づいて私は、浮かんできた不安イメージを無視してみました。
するともう苦しみは消えていました。

それ以降、一度たりとも予期不安には悩まされなくなりました。

まとめ

不安は妄想でありぜったいに現実化しません。 
あなたが信じなければ、それ以上を大きくなることはなく、勝手に消えていくのです。

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